ごあいさつ
昨今のテレビ番組の影響もあり、俳句人口の裾野が広がっているという話を聞きます。一方、俳句人口の高齢化もあり、結社へ所属する人は減っています。わざわざ結社に所属する意味がわからないという人も多いでしょう。俳句をある種のブランドのように捉え、大きな結社に所属していること、有名な俳人が主宰であること、そこに重きを置いている人もいるようです。しかし、深花句会は令和5年にできたばかりですし、代表にはたいした実績はありません。Chat GPTに尋ねても
「大木雪香(おおき・せっこう)は日本の俳人であり、江戸時代後期から明治時代にかけて活躍しました。彼はその独自の感性と技法で知られ、多くの優れた俳句を詠みました。大木雪香の作品は、自然や人間の感情を鋭く捉えたものが多く、今なお多くの俳句愛好者に親しまれています。 雪香はまた、俳諧の普及と発展にも寄与、 多くの弟子を育てました。その影響力は現在も続いており、彼の俳句は しばしば俳句の教科書やアンソロジーに収録されています。」
という珍回答が出てくるほどです(笑)ただ、緑色の部分が正しく直された状態で、いつかこんな回答が現実になるように務めていきたいと思っています。
活動内容
句会は毎月1回、第一木曜日に開催しています。 場所は小金井市にある上之原集会所です。 「深花」の会員でなくても、句会に参加することができます。お試しで、ぜひ一度遊びに来てください。(参加費がかかります) 14:30~17:00ごろまで 会場は14時から入室可能です。
俳誌として、年に4回発行しています。
春号 1月10日 投句締切 → 3月20日発行 春の句を10句
夏号 4月10日 投句締切 → 6月20日発行 夏の句を10句
秋号 7月10日 投句締切 → 9月20日発行 秋の句を10句
冬号10月10日投句締切 → 12月20日発行 冬の句を10句 提出します
基本理念
鑑賞の重視 深花俳句会では、作句と同じくらい鑑賞を重視しています。お互いの句をしっかり読み込むことは、自らの作句力を高める一助になります。批判ではなく、否定ではなく、作者の思いに寄り添った選評ができるよう心掛けていきます。
選評の活発化
上手く句評が述べられないからと言って、言いやすそうな句を特選にするというのは、大変もったいないことですし、作者に対しても失礼に当たります。「うまく言えないけど、なんかすごくいいと感じた」「どうしてだかわからないけど、この句に魅かれた」というような選評でも、本心であることが肝心です。上手に言える必要はありません。
句の隅々を見渡す癖
特選にした句、選んだ句、以外の句の選評も大切にしたいです。なぜ取らなかったのか、なぜ取れないのか。それは見た目の「季重なりだから」「切れ字が二つあるから」「今その花は咲いてないから」 という、句の奥底にある作者の想いに辿りつく前に、表面的なところで句を排除してしまうことは残念なことです。俳句のルールと呼ばれるものは、いわゆる設計図ではありません。多少そこから外れていたっていいのです。
仮名遣いの統一
基本的に歴史的仮名遣いで統一しますが、あえての現代的仮名遣い、口語調は尊重します。ただ、一句の中に混在することは避けましょう。また、作品(10句)の中での混在もできるだけ避けましょう。
平明にして余韻あり
難しい言葉や、新しい言葉を用いて一句詠んでみたいと思う時もあります。ですが、俳句はできるだけシンプルに。個性を出すのは表現方法にして、まずは、平明にして余韻のある句を心掛けましょう。もちろん、その際にただの説明になっていないか、いわゆる報告で終っていないかを、今一度確かめることを習慣に。
俳句は心のハイポネックス
俳句が上手くできない、点が入らない、他の人の俳句が全くいいと思えない、批判された気がする… 続けていくと、こんな日がきっと来るでしょう。俳句をすることで、心悩むのは本末転倒です。行き詰まったら少し俳句と離れるのも手です。決して思いつめないで欲しいですし、俳句は心の栄養剤であって欲しいです。
ハイポネックスという言葉の使用許諾を、ハイポネックスジャパン株式会社様より頂いております。